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最近良く聴くCD。Brian Enoとか。

Another Green World/Brian Eno

Another Green World/Brian Eno、 1975年発表。

70年代Progressive Rock周辺が好みの音楽と言いつつも浅く広くではなく狭く深く聴くタイプなのでそう多くのミュージシャンを語れるわけでもないのが玉に瑕。

Brian Enoを聴くきっかけはKing CrimsonのリーダーにしてギタリストのRobert Frippとの共作を発表しているからである。かつてはRoxy Musicのメンバーで美形だった(!)のでボーカルのBryan Ferryよりも人気があり、嫉妬されてクビにされたとか。曰く、グループに二人のブライアンはいらない、だそうだ。綴りが違うんだけどね。
担当楽器もテープとかノイズとかそんな曖昧で良く分からない位置であった。Ferryと仲違いしたのは間違いなさそう。

まぁその共作一作目”No Pussyfooting”はインストゥルメンタルでA面B面一曲ずつしか入っていなくて実験音楽なんだか環境音楽なんだか、なんともかんとも。Enoのシンプルなシンセサイザーの上をFripp先生のロングトーンなギターが跳ね回る、でいいのか?…音を説明するのは難しい。

それに比べるとこのアルバムは全14曲で、けだるい感じの柔らかいボーカル曲とその後のAmbientへの布石っぽいとも思えるインスト曲が半々。独特の音空間な感じだけど案外聴き易い。
ちなみにFripp先生もギターで数曲参加していて、聴けば一発で分かるあの音色で弾きまくっている。他にもゲストは多く、例えばドラムスはPhil Collins(当時Genesisのドラマー兼時々ボーカル)だったりするんだがあまり特徴とかは無いなぁ。

このあとのEnoはアンビエントなる環境音楽へとシフトして行くがそれはそれで面白い「音楽」だ。”Discreet Music”や”Music For Airports”の制作スタンスは偶然の要素を多く取り入れている。例えばピアノやオルガンのフレーズを数小節録音したテープを複数同時に繰り返し再生させて一部を抽出する、とか。卓越した演奏技術とかは一切関係ない。まぁあくまでも考えられた上での偶然を曲作りに利用している訳か。

BGMとして聴くことの出来る、何処から聴いても一連の流れに拘ることなく聴ける音楽、それがEnoの言うAmbient Musicなのだろう。
ただ、そうした作り手の努力も空しく、その音に意味を見出そうと一生懸命に聴かれてしまうのは一種の禅問答のようでもある。

Another Green Worldは前述のけだるいボーカルも相まって、ちょっと憂鬱な梅雨空のBGMに合うような気がして最近良く聴いているのであった。本国イギリスに梅雨は無いだろうけど。

ちなみにアマゾンのサイトで試聴が出来るかもしれないので興味のある方は検索してみてはいかが。

p.s. 「ぶらいあん・いーの」と発音してね。えのじゃないよっ。
p.s.2 upload後に細部の書き直しを4回くらいした。推敲が足りんのだ。

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