日本橋電気街へたどり着いたのは午前10時過ぎ。
殆どの店が開店前だった。しばらく歩いてみるが、ちょっとゆっくり座りたいので喫茶店に入る。
丁度11時まではモーニングサービスがあるようで、コーヒーとトーストをいただく。
奥には何やらでかいスピーカーがあり、クラシックが流れている。店内はよく見ると中々年季の入ったインテリアだ。マスターもかなり年季が入っていると思われる。バイトであろうウェイトレスのおねえさんはたどたどしい言葉遣い。マスターとの会話からするとどうやら中国から来たらしい。
携帯を弄ったりして時間を潰す。
何組か客が入り、その中のある初老の男性が店のスピーカーを褒め、マスターとオーディオ談義が始まった。日本橋にレコードを探しに来たとか。すると別の客が何々を探すならどこそこが良い、とアドバイス。と言うか情報提供か。大阪は人情の街なのかもしれない。
かと思えば、以前梅田界隈の中古カメラ店めぐりをしていたときのこと。とある店で探していたカメラの事を尋ねると、そのカメラをぼろくそにけなしてくれたじじいみたいな偏屈もいるのだ。人情もクソも無いなと思ったよ。
もともと小さい頃の大阪・関西のイメージは「柄が悪い」だった。漫才ブームとかでテレビなどで耳にする関西弁は強烈なものが多く、怖い人種なんじゃないかと思いこんでいた。大学受験の頃も関西は端っから眼中になかった。
そのイメージが消えるのは、奇しくも地元の大学で関西出身者と接する機会が増えた頃だったりする。普通の人もいるし、普通の方言に過ぎなかったわけだ。若さ故の過ち…かしら。
そんなことを考えながら11時ちょい前に店を後にしたのであった。
コメント
モーニングサービスは『コーヒーとゆで卵』にトライして欲しかったです(笑)。
うーん、微妙…。
でもその組み合わせのお客さんも数人いたみたいだから、大阪ではメジャーなのかもしれませぬ。
あれ?大阪にいらしてたんですね。いつの間に?
言っていただいたら、ミシガンをご案内しましたのに(笑)
時間がタイトだったんで黙ってました(笑)。
また今度頼みますわ。