XRは未だ動かせず。

意気込んで車から引っ張り出して整備っぽいことをしたまでは良かったものの、諸事情が重なり結局積みっ放しに戻ってしまった。

HONDA XRシリーズ(ME08)の開発コンセプトはモトクロッサーの様な短距離走者ではなく、より楽に長時間乗り続けられるような、ファンライド志向のオールラウンダーだろう。

とは言え公道市販モデルと比べると明らかにレーサー寄り。軽量なクロモリ製フレーム(諸説あり)、前後サスペンションのセッティング・パーツの違い、軽量化された高圧縮比ピストンとピストンピン、ハイカムシャフト、マニュアルデコンプレバー、強制開閉式キャブレター、抜けの良いマフラー(やかましい)、クロスレシオのトランスミッション、ポリエチレン製ガソリンタンク、ケブラー補強ブレーキホース、腰のあるシートフォーム、必要最低限の電装系(暗いヘッドライトはマイナス)等々。オフロードバイクにおける軽量化は正義。

 

いつかバイクで遠くへ行きたい。アウトドアは好きだ。人や車の多い所は苦手。山道を走るとまだまだ路面の悪いところもあるようだ。そんな感じで悶々と過ごしていた高校三年生時分にとある書店で「さすらいの野宿ライダーになる本」を手にしてしまった。後の人生を決定付けるには十分なインパクトだった。その辺は以前もちょっと触れた。

その後バイクに乗るようになってからは某ショップで自分で修理することを教えられ、ナイトラリーに嵌まったり、友人らのエンデューロ参戦を手伝ったり、林道を探し回ったり、様々な雑誌や人から影響を受けたりしていた。

XLR250R(MD22)乗りとしてXR250R(ME06)は憧れの存在だった。見てくれは殆ど同じでも中身が違うってのはくすぐられるものがある。基本的に逆輸入車でしか流通しなかったので値段も高価。円高大歓迎。いつかはクラウン、ではないがいつかはXRと思っていた。どうせ買うならばオフロードに強い(かなり速いエンデューロライダーでもある大楽さんの)ショップと言うことでフレックスに辿り着いた。もちろん某ショップには色々お世話になったが商売っ気の無い人でもあった。ごめんね。

そしてツーリング志向だったはずなのについうっかりゲロアタックやエンデューロの世界へ足を踏み入れてしまった。まぁ遅かれ早かれ朱に交われば何とやらだったとは思う。 要するに皆わざわざ未舗装路を走ることが大好きなのだ。変態とも言う。

2003年、よさりのラリー終了直後、ドロドロ

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