今更ながら、ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」を読了。
何故か、こう、ぐっと来るものがあった。殺伐とした毎日を過ごしていると心が荒んでていかん。読書はいいものだ。
普段からの読書癖が付いてないので、きっかけがないと読み始めないのだが。
ハインラインと言えば「宇宙の戦士」が超メジャー。と言いつつ未読。
映画の方(スターシップ・トゥルーパーズ)も観ていない。パワードスーツが出てこないと聞いて見る気を無くした。
因みに私はなるべく原作を読んでから映画を観たい派なのである。活字から来るイマジネーションを如何に映像化しているのか、その辺が楽しみだと思うんですがどうでしょうかね。
学生時代に作り手側に携わっていたからかしら。
それに対して、とある友人はネタバレを非常に嫌い、映画の公開前は情報のシャットダウンに非常に気を遣っているとか。めざましテレビとかでチラッと映像が流れるのもダメだそうな。難儀なことで。
「夏への扉」は1957年に発表された。半世紀前かよ。本当に、今更ながらである。
追伸、ねこを飼うことがあれば(多分ないだろうけど)、ピートと名付けようと思う。同じことを思った読者は世界に五万といるだろうことは想像に難くない。
コメント
山下達郎がこの作品に感銘を受けてそのものズバリを唄った曲がありますね。
当時、「誰が知ってるんだよこのネタ……」と思った記憶がありますが、やはりいいものはいいのだ!
ググって見たら、インスパイアどころか本当にそのものズバリな歌詞ですねぇ。
あと、新訳版も出てるようですね。文化女中器がおそうじガールだとか何とかw
その時私は「ああ、『夏への扉』がアニメ化されたか映画化されたかして山下達郎が主題歌を依頼されたんだな」と思いましたが、別にそんなことはなかったぜ!
ただし、『夏への扉』というアニメは存在します。
こちらは竹宮恵子原作の耽美的少女漫画作品でハインラインとは全く関係なし。
単に原作者がハインラインのファンでタイトルを使いたかっただけと思われる。
はじめこのタイトルを見たときに、んー?松田聖子?と思ったのはここだけの話です、はい。
アニメ化はともかく映画化もされてないようで、ちょっと意外かなと思ったり思わなかったり。