関門海峡は狭い。

昨晩関門海峡で衝突事故に遭った護衛艦は7月に谷山港で一般公開された「くらま」であった。ちょっとびっくり。
あそこは狭い。何度かぼーっと海峡を眺めたことがあったけどひっきりなしに船が行き交っていた。関門マーチスにアドバイスされたからと言ってほいほい追い抜きをかけようとする韓国コンテナ船船長の神経が分からん。しかも昼ならともかく夜中に。
一般公開の時に色々と親切に説明してくれたくらまの艦長が不憫だ。マスコミは自衛隊叩きが好きだから…。しかし今回のニュースの論調は海保叩きにシフトしそうな雰囲気である。(マーチスは情報提供が主業務であり、航行の指示をしたわけではない…はずなんだが、ニュースの論調では「指示に従って追い抜きをかけた」になっている。ミスリードを誘われそうだ。)

まぁ今回はレーダーログやらAISログやら目撃情報等々証拠もあるだろうからコンテナ船が悪かったし護衛艦が避けようも無かったのははっきりするであろう。ともかく、大事に至らなかったのはよかった。火事には至ったけど…。

コメント

  1. 海上では全てに於いて『自己責任』で行動しなければならないと考えておるのですが。
    たとえ誤った情報提供がなされていても、目の前の海況を的確に判断して船を進めるのが船乗りの役目。
    「言われた通りに船を進めたら衝突しました。」
    なんて恥ずかしい台詞がポンポン口から出てくる船乗りに船は任せられないのでは。
    海保の間違った情報提供にも困ったもんですが・・・。

  2. 船長殿の仰るとおりです、はい。
    コンテナ船の船長の言い訳がましい供述が情けないですわ。

    そして案の定、報道も下火に…。海自叩きが出来ないとなるとフェードアウトです。
    4日間転覆漂流事件もありましたが、改めて海の怖さを思ったり思わなかったり。

  3. 漂流事故報道で、乗組員である父親と子供の再会には思わず目頭が熱くなりました。
    年の所為か、最近涙もろくて・・・。

  4. 船室に取り残されたことが生存の可能性を高めたと言う皮肉な結果でした。
    残り4名の安否は不明ですが、助かった方や家族のことは喜ばしいです。