素人にはオススメできない修理道楽。

べたべた

と言ってる本人が素人なのだが。
防湿庫の肥やしとなっている古いカメラを引っ張り出してみたらモルトプレン(遮光材)がべたべたになっていたので張り替えてみた。
接着剤でくっつけてあるのでMr.カラーうすめ液を流し込み竹箸を細引きにしたものでこそぎ落とす。
精密ドライバーを使うと塗装も剥がして傷つける可能性が大きいので要注意。

そしてホームセンターに売っていたネオセール皮付き1.5mmに両面テープを貼った物を細切りにし、モルトの換わりに張り付ける。この辺の作業はググるといっぱい出てくるよ。細切りにする時はロータリーカッターを使うと上手くいく。普通のカッターだと断面が毛羽立つのよね。

電池を入れて空シャッターを切る。何度かやっていると巻き上げ不良でシャッターが切れない不具合発生。しつこく巻き上げてみると上手くシャッターチャージされたりされなかったり。慌てず騒がずググって見ると同じような症状の方を発見するも根本的解決法には及ばず。

こうなったら中を見てみるしかあるまい。

メカメカしいのがたまらん

巻き上げレバー周りの精密メカにはうっとりするぜ。どうもシャッターチャージするためのレバーか何かがうまく動かないことがあるようだ。
こんな時にここぞとばかりに、はい注油~!するのは危険です。古い油脂が固まって作動不良と言うパターンが考えられるのでイソプロピルアルコール系をちょっぴり流し込んでみた。

結果は正解だったようで、その後連続50回以上も正常に巻き上げ・シャッターの動作が確認出来たので修理完了とする。あとは試写してみないとね。
以前使っていたときの感想としては、意外にシャープで自然な写りだったと思う。

OLYMPUS 35ED

OLYMPUS 35ED D.ZUIKO 38mm F2.8付き 連動距離計付き。電子シャッターのプログラムオート専用。1974年発売。
もうセミクラシックの部類に入るかな?
平成元年(1989年)に鹿児島市内某カメラ店にて中古3090円にて購入。当時は消費税3%だった。

ちなみにHM-Nと言う水銀電池を二個使うんだがもちろんそんなもの売ってないので既に10年以上前に電池ボックスを改造しLR-44×2仕様にしてある。この辺もググって見ると皆アダプターを自作したりしてるみたい。
本体に改造を施すと商品価値は落ちるのだがそもそも売るつもりは毛頭ないのでいつも躊躇なく弄ることが多い。まぁ安かったからってのもあるかもしれん。

しかあし。クラシックものはもう二度と同じコンディションのものにお目にかかれないことが多い。
下手に弄くってしまうと壊す可能性の方が大きいことも肝に銘じておかないと後悔しますぜ、旦那。

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