ツーリングマガジン・アウトライダーが2018年10月発刊をもって休刊したと知ったのは今年になってからだった。
雑誌いや出版不況と言われ続けて早幾年、最終的には隔月刊だったのかな?細々とでも続いていたようだ。立ち読みすらしなくなってたから全く知らなかった。そもそも立ち読みしようにもめっきり書店が減ってしまった。
旅に出たくなるような綺麗な写真が売りだった。何と言っても寺崎勉氏の連載林道野宿記事(ナチュラルツーリング)が好きだった。ある頃ぷっつりとカメラマンの太田潤氏とのコンビが無くなり、 軽妙な文体が良かったのに方向転換したのか文も硬くなり、面白みが薄れたので雑誌自体から興味が離れてしまっていた。
ちょいと調べてみると、編集方針が変わってナチュラルツーリングは打ち切りになり、売り上げも低迷し、雑誌そのものが一旦廃刊になっていたようだ。その後出版社が変わり、寺崎氏の連載も太田氏とのコンビも戻ったりと紆余曲折を経て結局は休刊、と。
その最終号は、古本でやっとこさ手に入れた(某マーケットプレイス)。別冊付録付きはなかなか見つからなかったのだ。付録「オートバイの旅 VII」は寺崎氏の「林道野宿半生記」と題されていたので気になって気になって。蓋を開けてみればこの30年の連載からの抜粋だった。皆若い!そしてやっぱり面白い。古いバイクも懐かしい。
「ナチュラルツーリング」、「続ナチュラルツーリング」は単行本として発刊されたが、そのあとが続かなかったのは何故だろう、ストックとニーズは十分あったはず。大人の事情なんだろうかね。
林道野宿ツーリング、もうすっかりご無沙汰。いつか必ず復活してやるぜ。
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