写真ネタ、徒然その5。

コンパクトで軽くて写りもそこそこ良くて絞りもシャッターもマニュアルで操作できて電池が無くても動作する、そんなサブカメラが欲しくて色々と調べていくとクラシックカメラの領域に踏み込んでしまった。
Rollei35LED(中古、1978年製)をそこそこの値段で見つけたのは2001年5月、今は無き天神のカメラのドイであった(またかよ)。例によってその場でフィルムを入れて試写してみたはいいが、巻き戻し時に不慣れから来るミスによってフィルムを感光させてしまった苦い思い出が蘇るぜ。

シャッタースピードと絞りはファインダー内LED表示の露出計で決定させるが古いからかいまいち当てにならない。目測ピントってのも忘れやすくピンボケを作りやすい。ホットシューが下側に付いているのでフラッシュ撮影時は上下逆に構えることになる…と制約も多いがこのコンパクトさとさりげなさには捨て難い魅力がある。

付属のTriotar 40mmF3.5レンズの描写は三枚玉ながら意外にシャープ…などとご高説を垂れる人がwebにゃ多いけれども、私見では見たままに写っていればそれで良かろう的レベルは十分クリアしていると思う。ただし露出とピントをしっかり合わせていれば。あと空を撮ると周辺減光がはっきりと分かる。

急いで撮るカメラじゃない。被写体との距離を見つめながら測りながらシャッターを切りたい。ネガを見返すと人物写真(ポートレート)ばかりだ。中々絶妙な焦点距離・画角なのかもしれない。


2001年5月、旧FLEX工場にて。元工場長の元縄張り。かなりアンダーなネガだった。Rollei35LED 40mmF3.5

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