宇宙にも天気予報がある。

太陽の活動は地球に熱ばかり注いでいるわけではない。太陽風には放射線や高電子エネルギーも含まれていて、それは磁気圏に多大な影響を及ぼす。

短波の電離層反射通信やGPS衛星、通信・放送衛星はもちろんのこと衛星そのものにもダメージを与えることもある。電離層上の軌道上にある宇宙船や国際宇宙ステーションに滞在する人間は放射線をモロに浴びることになるので強い太陽フレアが観測される時は外に出ないで機材の陰でじっとしているらしい。

そこで世界中の機関が太陽を観測しているのだ。例えば日本ではひので衛星があるし、NICT 宇宙天気予報にて総合的なデータの提供がなされている。雨は降らないが太陽風・放射線が降るのだ。

データにはSOHO衛星による太陽黒点数もあるが、ここのところ2ヶ月あまり0状態が続いているようだ。
太陽は静穏なのか?核融合を続けている恒星に向かって静穏も糞もあったものではないが、珍しい状態との事。

それにしても太陽と地球の位置関係は絶妙と言わざるを得ない距離らしい。熱からず寒からず。宇宙は広いが同じような惑星と生命が存在する確率はかなり低いのでは無かろうか。スタートレックのように毎週違った惑星を発見し生命体と遭遇するなんて事は科学者から見れば絵空事かもね(しかしアメリカ人にはユーモアがある。スペースシャトルの1号機の名称はあの「USSエンタープライズ号」から来ているのだから!)。

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