林道野宿旅、をしていたこともある。

オフ車に乗るきっかけは寺崎勉氏の著作と出合ったことだ。
林道日本一周等、若干18歳の高校生には憧れ以外の何物でもなかった。
その後バイクに乗るようになり、地形図を見て林道を探したりキャンプ道具を積んで野宿したりしていた。

いざオフ車に乗り出すとXRが憧れのバイクとなった。XLRに乗りながらもいつかはXR、と思いを馳せていた。
当時はレースに出るなんて考えもしなかったくせに。せいぜい友人たちのエンデューロ出場の手伝いをするくらいだった。自分には速さを磨く以前に才能が無いと諦観していた。

そうこうしつつも後にXRを入手し、更に出来るようになったバイクだと感じた。
早速慣らしもそこそこに野宿旅に駆り出した。
目指すは九州一の長さを誇る内大臣・椎葉林道。結構なフラットダートだ。単に長いだけとも言う。荷物満載では楽しむより耐える比率が大きかった。それでも満足だった。走り抜ける喜びとでも言いましょうか。

椎矢峠にて
# まだフィルムカメラ全盛の頃だったのでネガをスキャンしてみた。1998年9月、椎矢峠にて。まだ白いME08。

思えば林道野宿旅とはバイク、旅、キャンプ、カメラ、読図と趣味の集大成のようなものだ。ラジオも持っていった。何しろ一人旅、夜はちょっと静かすぎる。
いつでも行動は一人が基本だと思っているので普段の林道ツーリングでも重装備である。工具、非常食、水、ロープ等々、一緒に走った人は皆知っている筈。

今じゃすっかり夜走ったり難所走破したりしていたサンデー林道ライダーっぽいレースイベントのカメラマン的なポジションでしょーか。実際あまり乗ってないし…。

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